便利な時代になったがいい時代とは言われない

 

便利な時代

 便利な時代になった。スマートフォンが誕生したくらいから一気に言われ始めたんじゃないかなと思う。スマホ一つで、地図や、時計、連絡、ニュースなどありとあらゆるkとができる。

特にSNSはこの時代の象徴だと思う。友人と連絡を取り合うだけでなく、様々な人と連絡を取り合ったり、知る合えたり、知ったりできる。

でもいい時代じゃない。様々な人はあなたに負の感情を芽生えさすこともある。

嫉妬や憎悪、怒りや悲しみが生まれることがある。この感情がいい時代というものの邪魔をしている。

この便利な時代の1年間で私は、仕事を辞め新たな道を探している。そんな中で見てきた、便利さの副作用であったり、便利さの限界だったりを書いていきたいと思う。

便利はうわべだけだと感じた社会人生活

 私は、社会人だった。去年の冬、会社を辞めた。2年しか働いていない。

社会人になるとやることは非常に専門的になる。そうにも関わらず私は、そんな知識も経験もない。

会社としては、数年単位で、経験を積み、知識を蓄えてもらおうと考えていたと思う。

新入社員の最初はお勉強である。この業界のことであったり、業務範囲の市場の勉強である。

調査の仕方は、過去の資料であったり、インターネットがメイン。取引先との面談時にちょっと聞いてみたりもする。

一人で調べるときはインターネットだ。こんなことでもインターネットで調べられる。便利な時代だ。

ただ、わかったのは、インターネットには、うわべの情報しか載っていないことだ。

基本的にはインターネットにある記事はブログかニュース記事だけ、書いてあることは、その人の経験であったり、昨日あった関連ニュースの記事ばかり。

本当に欲しい数字、データはない。古いものしか。

結局、情報がもっとも正確で、詳細にあったのは取引先からもらったレポートだった。

一応、ネットにも載っているようだが、取引先のホームページまでいかなければ見れない。そんな調べ方なんかなかなかできない。

インターネットは、0から1を教えてくれるが、1以上の情報は、なかなか出てこないということがよく分かった経験だった。

嫉妬を感じるSNS

 私は、社会人を辞めるきっかけの一つはSNSだったと思っている。

いわゆる好きなことで生きていくとというものに嫉妬したのだろう。

そうやって仕事を辞めて一人で生きていく方法を考えている。

SNSは商売になっている。人に見てもらえれば人気が出る。人気が出ればお金が入る。

そういう目的でSNS特に動画系のYouTubeなどで情報を発信している。(私もそれに近い)

そこまでは良かったが、如何せん人に見てもらうということは難しいらしい。

そこで、辿り着くのは負の感情をもってもらうことらしい。

特にYouTubeでよくあるのは、誰かの批判動画である。反対に意図せず低評価が増えた動画は他の動画に比べて伸びていることがよくある。

負の感情は、正の感情より制御が効きにくく、その感情を持ってそれらの動画を見に行くようだ。

私も、よくサラリーマンをバカにする動画を見てしまっていた。間違っているとか、ふざけるなとか思って見てしまった。でもそうゆう動画見続けることで、サラリーマンでいることは間違っていることなんじゃないかと思ってしまった。

負の感情とは、恐ろしいものだと思う。

便利な時代、いろんな情報を選べる。ただ、選んでしまうのは、感情の制御が効きにくい負の感情をもたらす情報。

そんなことを感じた。

いい時代は何も知らない時代

 情報は、自分の中で勝手取捨選択され、より悪い情報を取ってきてしまうと感じる。

つまり、情報が多ければ多いほど感覚的に、負の感情が増幅する気がする。

幸せの国ブータンは、この数年で、幸福度ランキング1位から転げ落ちた。

原因は、情報通信の発展だそうだ。隣人の情報が入ってきたことによって、負の感情が生まれ、幸福度が下がったらしい。

 無制限の情報はあまりよくないらしい。でも、私は、情報を蓄える。

情報と自分を分けて考える。情報を駆使して生きていく。