絶対に意識すべきエントリーシートの書き方

エントリーシートで見られているのはロジックです。

 前回の記事にも書いているのですが、社会人の”コミュ力”はロジカルの話せる力です。

そこに付随して、交渉に使う駆け引き、感情的なコミュニケーションが使われます。

これを前提にお話します。(また、この辺の話は別の記事で書いてみます。)

目を引くエントリーシートはもちろん大事

 人事は何千枚ものエントリーシートを読む羽目になります。

人事って大変ですね。誰かも分からない人の良くわからない自慢話を読まないといけませんから。

しかも、バイトリーダーで売り上げ上げたとかとか、サークルの副会長で新入生増やしたとか嘘みたいなESがわんさか出てきます。

そんなESすぐ見たくなくなりますよ。だからこそ、最初の行は少しかっこつけるべきです。

差別化ですね。ただ、やりすぎは厳禁です。その1行で何をこれから話すかは明示しないと、さすがに読み手は読み気を失います。小説じゃないので。

私は何がすごいか分からないが、スティーブ・ジョブズのスピーチですら、最初に何話すか言っている。

himazu archive 2.0 - スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学での卒業式スピーチ

ただ、これから何を話すか分かっても、どんな話になるか分からないものを書きましょう。

また、スティーブ・ジョブズの話になりますが、”最初の話は点をつなぐことについて。”

と言っています。点をつなぐことの話をしますよとは言っているが、結局どんな話になるか分からない。これがいいんじゃないかと思います。

例えば、学生時代頑張ったことの書き出しだと、「結果の可視化を行い、効果を測定できるように尽力したこと。」

これは、少し文才が必要になるので、うまく書けているか不安ですが、簡単に言うとどこでや、いつなどを省いて、何をしたかだけを書いています。

これは若干才能の部分があるので、難しいですが、一部情報が欠けている一文で始めることで差別化を図れ、目を引くエントリーシートを書けると思います。

 

一部情報が欠ける書き出しで始めることを意識しよう

 

全体を貫くロジックを

エントリーシートには大抵、自己PRや学生時代力を入れたこと、志望動機そしてその企業独自の一問みたいな構成になっていると思います。

よく言われているのは、その全ての項目で筋が通っている必要があるということです。

全くその通りだと思います。だからまあ就活の軸が必要になるんですよね。

その軸を中心に全ての行動行われていれば筋が通ってると言えるからです。

なんで全部筋を通す必要があるかはあなたの人間性の証明のためですね。

推理小説だと、アリバイに隙があって、犯人が捕まったりします。ESの場合だと、ある一文で就活の軸と違う行動が書かれていたらこいつ嘘ついてるってなってあたかも推理小説の犯人みたいな目で文章を読まれてしまいます。

だから、しっかりと全体を貫くようなロジックを完成させましょう。

これまで、そんな考えて行動していなかったという人は、行動の軸のハードルを下げましょう。

最底辺の軸としては、生きていくためとかですよね。バイトなんかだと生きていくお金が必要だからバイトしていましたとか。他には、収入を上げるためとかですかね。少しでもいい会社に入るためにいい大学に入りましたっていうロジックができます。

まあ、一例ですが、ロジックが通りやすくなる就活の軸の作り方は、別の記事にまとめてみましたので、確認してみてください。

結構参考になると思います。

就活の軸を中心にES全体で筋の通った文章を意識しよう

 

感情を肉付けしよう

ロジックロジックうるさく言っていますが、感情の部分は肉付けとして必要です。

ロジカルに書くというのは客観的事実を元に導き出される当然の結果を順序を守って書くことです。

ただ、それだけだと報告書になります。火事が起きたので、消火活動をしましたとなります。

これだけだとロジカルに考えられる人という良い印象は持たれますが、文中から取れる印象がそれだけになってしまいます。

ロジカルに書ける人というのは人事にとって非常に好印象ですが、プラスアルファの自己表現をして人間味のある文章にしましょう

そうすることで、ストーリー性が増し、読みやすい文章になります。

堅苦しい政府の報告書より感情が揺れ動く恋愛小説のほうが読みやすいですよね。

感情を加えるというのは、どう思ったかを書くことです。簡単ですね。

「火事が起きた。私は、反射的に消火器を探し、消火活動をしました。」と書くと、素早く行動できる人だなと考えることができます。

ここで注意として感情情部分はできる限り短く書くことです。

シンプルに文字数制限があるからです。感情の部分は心の声とかまで書くと文章が長くなります。

「火事が起きた。私は、すぐに消さないとと思い消火器を探し、消火活動をしました。」

さっきの例よりちょっと長くなりましたね。こうなると文字オーバーなんかが出ちゃいます。

ただ、感情の部分は書きすぎると怪しい文章になってしまします。反射的って客観的にどの程度か分かりませんから。

感情部分は小出しにすることで、「こんな感情を持つということは…」と考えてもらえるようなエントリーシートを書けるようにしましょう。

 

感情を小出しにし読みやすい文章を意識する

 

最後に

就活ので大事にされていることはコミュニケーションです。

ある調査では、コミュニケーション能力が86.6%となっています。

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企業が学生に求める能力

 これは、結構当たっていると思います。コミュニケーション能力が高いって、仕事に直結しますからね。

取引先との面談も、月度の報告も、新しい提案をするときも、ロジカルに話せなければ、何も先に進みませんから。また、ロジカルに話せるということは、論理的思考力が高いとも言えます。

そのため、新しい発想を生み出してくれるのではないかと期待することもできます。

是非就活をロジカルに進めてみてはいかがでしょうか?